会社案内やパンフレットを新しく作るのは、ちょっとワクワクしますよね。
ちょっと遊び心があるのもいいよね!
なんて考えるのは楽しいものです。
同時に、失敗できない大切な仕事でもあります。なぜなら、少なくない費用がかかるから。
会社案内・パンフレット作りに大切なのは、柱を立てることです。
4つの柱さえしっかりしていれば、だいたいはスムーズに進みます。
この記事、全部を読むのは面倒だな……と思うあなたは、目次をGoogleドキュメント、もしくはメモ帳にコピペしてください。そして項目を埋めてみましょう。
かなりスッキリと道筋が見えてきますよ。
ぜひお試しください!
大切な4つの柱
会社案内・パンフレット作りを始める前に、基本となる柱を立てましょう。コレがないと、後からどんどんズレる・ブレる・迷子になるという現象が襲いかかります。
そうならないための4つの柱は「なぜ作るのか」「誰に届けるか」「読んむ人の気持ちとゴール」「使う場面」です。
これさえしっかりしていれば、あとは自然とやるべきことが見えてきます。
作る目的は?
- なぜ作るのか
会社案内・パンフレットを作る目的を明確にします。・販売:商品・サービスを売るため
・ブランディング:企業の特徴を明確化するため
・求人:応募してもらうため
- それを達成してどうしたいのか
「あなた、なんでそれやってるの?」という部分が明確になると、人は心を動かされます。とくに今は「動機」や「理念」、「社会貢献」などが重要視される風潮がありますよね。
自身・自社の「想い」「心」を正直に伝える=信頼を得ることにつながっています。それらしい言葉をいい加減に掲げた理念などは、すぐにバレますので要注意です。
- 本当に会社案内でいいのか
紙で会社案内・パンフレットを作る理由とはなんでしょうか?
チラシ、ショップカード、Webサイト、SNSではいけないのはなぜですか?
パンフレットや会社案内はお金がかかります。同じ費用でできる他の方法ではなぜいけないのか?その点も、もう一度考えてみましょう。
読む人は誰?
- 会社案内を見るのは誰?
会社案内・パンフレットを読む人「ターゲット」を絞ります。年齢・職業・性別などを設定してみましょう。
さらに詳しく「ペルソナ」も設定するのがおすすめです。ターゲットをより細かく分類するイメージです。社会や家族の役割・生活パターン・趣味・好きなブランド・考え方などまで想定してみます。
ペルソナを設定するには、「その人はどんな雑誌・Webを見ているか」を考えるのがおすすめですよ↓
ペルソナ設定に悩んだら「雑誌とWebサイト」の連想がおすすめペルソナ設定に悩んだら、雑誌もしくはWebサイトを連想しましょう。訴求ポイントやペルソナの考え方、求めるものや好みがおのずとわかります。ペルソナ設定に雑誌やWebサイトが有効な理由を解説します。
読んだ人に「どう感じ」「どう行動して欲しい」?
読んだ人にどんな行動をとってほしいか、これは「作る目的」と似ています。
読んだ人には「買う」「認知する」「求人にエントリーする」などの行動をとってほしいわけですが、その前に「どんな心の動きがあって」→行動に移すのか、という問題も重要です。
・ブランディング:企業の特徴を理解・認知する→ファンになる
・求人:働きやすい・いい企業だと思う→応募する
上記のように、感じる→行動するの流れを掴むと、必要なコンテンツが浮かんできます。
会社案内を使う場面は?
- いつ・どこで・誰が使うのか?
これは、読む人ではなく、社内の誰が会社案内・パンフレットを利用するのか、という問題です。
営業担当が訪問営業先で使う、社長が人に会ったときに渡す、大学に置いてもらうなど、シチュエーションは利用目的によってかなり異なります。
- どう使うのか?
同じ営業のシーンでも、会社案内・パンフレットで細かく商品やサービスの説明をしたいのか、提案として多くのものを見せたいのか、などによって使い方が変わります。まずは実際に使う人の意見を集めることが大切です。
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会社案内・パンフレットの作り方【2)イメージ通りに仕上げる方法】いつ、どこで、誰が、誰に、どうやって、何の目的で使うのか。それらひとつずつクリアにしていくと、パンフレットのイメージが固まってきます。パンフレットを「本当に使える営業ツール」にするために、確認すべきこととは?
柱から内容(コンテンツ)を考える
ここから先は制作する人たちと一緒に考えてもよいのですが、先にある程度決まっていると話が早くなります。
予算の問題もありますが、これだけは譲れない・どうしても入れたいという核になるものが決まっているといいですね。
コンテンツ内容
・事業内容
・会社概要
・沿革、社史
・代表あいさつ
・企業理念
・企業のストーリー
・スタッフ紹介
・作業風景
・サービス・商品紹介
・設備紹介
・導入事例
これらの中から必要なものを選び、構成しましょう。
全部を入れる必要はありません。
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詰め込みすぎ注意
- 紙には制限がある
紙面には制限がありますので、より詳細な情報はWebに誘導するなど、配慮が必要です。
適度なボリュームでないと、読んでもらえない可能性もあります。
視認性を高く、わかりやすく、とっつきやすくするのも大事です。
- コンテンツを選ぶポイントは下記の通り。
・目的を達成するために必要なものはなにか?
・ターゲットが欲しがる情報はなにか?
・何を掲載すれば信頼を得られるか?これらを考えて取捨選択しましょう。
「なぜするのか?」を明確にするストーリーがカギ
少し前でも触れましたが、ストーリーを見せるのは重要です。
そもそも「どうしてこれがおすすめなの?」「なんでこの会社を作ったの?」という素朴な疑問は、誰しもが抱くものでしょう。
気にしない人もいますが、理由があると説得力が増しますよね。
・ブランディング、求人:なぜこの企業があるのか・社会への貢献など
これらを積極的に明示しておくと、信頼度は高くなるでしょう。
代表の挨拶に盛り込んだり、社史で少し触れてみるなど、どこかしらにエピソードやストーリーを含ませるのがおすすめです。
様式を決める
ページ数や紙質など、会社案内・パンフレットの柱が決まれば、おのずと決まります。
必要に応じたボリュームやサイズ、印刷数を決めましょう。
・大きさ(サイズ)
・ページ数
・紙質
・印刷数
どうしていいかよくわからない……そんなときは、制作会社に相談すればOKです。
イメージがあれば参考資料を準備する
こんな感じにしたい!と、明確なイメージがあるなら、参考資料を用意しましょう。
そして、参考にした理由を説明できるように準備してください。
・構成
・文章
・雰囲気
・イラスト
・写真
など、どこを気に入ったのか、具体的に答えられると、より理想の仕上がりに近づきます。
まとめ
会社案内・パンフレットを作るには、柱を決めることが大切です。
いざ作ろうとして他社のものをたくさん見ると、「あれもいい、これもいい!」「これもやりたい、やっぱりこれも!!」と、どんどん要求が増えてしまいがち。
最初に柱を決めてしまえば、迷ったときもすぐに基本に戻れます。
ぜひ制作前に、がっちり柱を決めてみてくださいね。
「で、誰に頼めばいいの?」問題はこちらの記事で↓
もちろん、泥ぬマコにもご依頼いただけますよ!
少しでも気になった方は、ちょっと聞いてみようかな〜という感じでメールくださいね。
ここまで読んでくれたあなた、好きです!ありがとうございました。