フリーランスのライター・編集者として活動している筆者・泥ぬマコ。
現在は大分県別府市に住んでいますが、その前は奄美大島で5年弱過ごしました。
フリーランスのライター・編集の仕事は、移住とどんな関係があるのでしょうか?
・フリーランスのライター/編集の仕事が気になる
上記のような方に向けて、筆者の経験と、その上で得た教訓を踏まえながらご紹介します。
こんなケースもあるんだなと、ご一読いただけたら嬉しいです。
移住と仕事探し【奄美大島編】
神奈川県から奄美大島に移住したのは、30代前半のころ。海外をふらふらした後、実家のある神奈川県に戻り、安定期まで待って移住しました。
当時、家も決めず、夫は無職。稼ぎ口は身重の筆者のWeb仕事のみ。貯金もほぼナシ。今考えると、ちょっと無謀すぎる気もします。
移住後すぐの妊娠期は「ひたすらWebライティング」
妊娠5ヶ月の安定期、7月の奄美大島で車中泊という苦行からスタートした奄美大島移住。
家が決まってからは、ひたすらWebライターとして書きまくる日々でした。
1日15,000字など、今ではちょっと無理かもと思う量を執筆。
妊娠ハイ(?)だったのかもしれません。
実際、新しい案件に応募したら心配された上に「気をつけなさい」とアドバイスをもらいました。ありがとうございます。
取材仕事も少しずつ
奄美大島で出産後しばらくしてから、地元のWebメディアの方とつながり、取材記事を書いたり、企画から記事作りに参加したり、ライターの講師をしたり。貴重な経験ができました。
フリーペーパーに営業して取材・執筆もでき、とにかく運がよかったんですね。ありがたや〜!
サイトが閉鎖→ほぼ無報酬状態
ところが、大きな収入源だったサイトが突然の閉鎖になったんです。東京の会社です。
月の収入の大半を占めていたサイトがなくなり、我が家には大打撃。いや本当、ダメージが大きすぎて呆然としました。
「収入源をひとつにするのは危険過ぎる」と学んだ痛い経験。
Webの仕事を継続
大きな収入源はなくしたものの、すぐ次の仕事をWebで発見。どこでもできるWebライター・編集仕事のありがたみを痛感します。
ランサーズ、クラウドワークス、ココナラなどのクラウドソーシング経由で、ライティングや編集、LPライティングやタイトルライティングなど、さまざまな経験を積めました。
移住と仕事探し【別府編】
別府に移住を決めてからは、別府市や大分県の地元メディアに営業メールを送りました。
少しでも別府や大分に関わる仕事をしたいと思ったからです。
ちなみに夫は奄美を出るとき、ほぼ無職でした。そんなもんです。
営業メールのおかげで別府の仕事が舞い込んだ!
営業メールの大半は無視されましたが、50件ほどの1件だけお声がかかり、実際に別府でお仕事につながりました!
現地フリーペーパーの記事を執筆させてもらえたんです。
大分で面接した企業も2社ありましたが、いずれも「またの機会に」とフラレてしまい……悲しいけれど仕方ないですね。
全国の企業にもリストアップして営業しましたが、返信は1通で採用はナシでした。残念。
地元情報サイト「べっぷる」をスタート
メール営業とは別に、移住してすぐ別府発情報サイト「べっぷる」をスタートさせました。住んでいる土地を知りたいと思ったのと、せっかくだから情報発信してみようと思ったからです。
「べっぷる」自体は、今も昔もほぼお金にはなっていません。
完全に筆者夫婦の趣味サイトで、別府・大分・それ以外もなんでもアリの、ちょっと変なサイトに成長しています。
しかし「『べっぷる』を見た」と言って連絡をいただき、仕事につながることも。チャンスはどこにあるかわかりません。「いろいろ手を出すのはイイことだ」と学びました。
ガイドブック「BE@BEPPU」ボスとの出会い
Webで日本全国の仕事を引き受けながら、徐々に別府での仕事もできるようになってきたとき。転機となる出会いがありました。
別府の多言語ガイドブック「BE@BEPPU」のボス・稲積さんです。
彼女の噂を聞きつけて駅まで会いにいく
↓
編集を探しているとの話になる
↓
あれよと言う間にガイドブックの編集担当になる
↓
ガイドブックの他にWebサイトも作成する
↓
企画・取材・記事作成など任される
という流れになりました。とにかくパワフルでかっこいい、情熱のおもてなし人「稲積さん」に会えたことで、さらに別府での仕事や知り合いが増えたんです。感謝しかありません!
まとめ
そしていろいろあって、現在に至ります。
書き出してみると、移住も仕事も「流れるままに流され続けた結果」が今、という感じですね。
悪く言えば「考えなし」ですが……、それでなんとか生きているのでOKです。とりあえず「行動してみる」と、なにかしらの進展がありました。
「失敗して当たり前、成功したらラッキー」と思い込んでみると、少し図太く生きられる気がします。
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それでは、ここまで読んでくれたあなた、好きです!ありがとうございました。