1年ほど仮住まい→現地で家探し「2段階移住」がおすすめな理由

縁もゆかりもない土地への移住、いろいろと不安の種はありますが、なんといっても確保しなければならないのは「家」です。

しかし、現地に行ってすぐ決めるのも難しく、かといってなんでもいいわけでもありません。そこでおすすめなのが「2段階移住」。手頃な家にしばらく仮住まいしてから、腰を据えて本格的に住む家を探す方法です。

2回の移住で2回とも2回引っ越しを体験

移住1回め:神奈川県→奄美大島(鹿児島県) 
       最初の家は1年ほど→引っ越して違う家で3年弱
移住2回め:奄美大島→別府(大分県) 
       最初の家1年半ほど→引っ越して違う家で4年めくらい(現在)

いずれも「なんかしっくりこない」という理由で、移住してすぐ家を探し始めました。2回の移住で2回とも、最初に家は違和感があったんです。

そこで近所の人や仲良くなった地元の人に「引っ越ししたい!」宣言をして、情報を集めました。みなさん優しいので、結構情報が集まるんですよ。「そういえば引っ越ししたいって言ってたよね?」と、友達の友達などから芋づる式で話が回ってくることもありましたよ。

2段階移住をおすすめする3つの理由

仮住まい→本住まいの2段階は、お金も余分にかかります。しかし、急がば回れ。意外と理にかなった方法ではないかな?と感じているので、おすすめの理由を挙げてみます。

理由1:移住しないとわからないことが多い

都会ではあまりないかもしれませんが、地方では、地域によって特色・特性がかなり異なります。町内会が盛んだったり、お年寄りが多かったり、市内でも地域によって環境はだいぶ違いうんです。

役所の人などに聞くという手もありますが、そこまで深くつっこんだ話は聞きづらいでしょう。ネットには書かれていない様々な事情があるので、外からはわからないことが多数存在します。引っ越してから「こんなの聞いてない……」となること、意外と多いです。

理由2:地元住民から情報収集ができる

理想の生活を現実にするために必要なのが、情報収集です。とくに先輩移住者は情報をたくさん持っているので、いろいろと聞いてみましょう。

自ら気になる地域に足を運んだり、環境をチェックしたりするのも大切です。その地域から感じる雰囲気が何かしらあるでしょう。気になる噂話がある場合は、必ず真相をつきとめてくださいね。ちなみに筆者の夫は、サウナでおっちゃんから情報収集していました。

理由3:いい物件を教えてもらえる

もうひとつ、2段階移住の大きな利点は優良物件情報が集まりやすいこと。最初の方にも書きましたが、自分の希望の家を日々公言していると、その情報がめぐってくるんです。

筆者の場合、犬がいるので「犬OK」「駅から徒歩圏内」「一軒家」という条件を合う人合う人に触れ回ったところ、2年経たずに引っ越しできました。ラッキー!

まとめ

移住するときは、なにもかもをガチガチに固めすぎないほうがいいのかな?と思っています。合わなければ移動して、理想に近い場所を探しましょう。嫌な気持ちを抱えて生活するよりも、のびのび暮らせるほうがいいですから。

少しでも移住する方の参考になれば嬉しいです!

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ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!