企画やサービス向上のヒントをもたらす「部外者」を探せ!

部外者bana

誰かに指摘してもらう

この大切さを声を大にして言いたい!でも大声出すのは恥ずかしいから、ここに書いてみます。

だってそうじゃない?

飛び出した鼻毛を誰も指摘してくれなかったら、それで初対面の人に挨拶したら、完全にあだなは「鼻毛さん」じゃない??

メガネもかけてるから「鼻毛メガネさん」になっちゃうじゃない???

鼻毛緊急事態を避けるのに必要なのもの、それは第三者の声・自分以外の声です。

鼻毛の話はいいとして(よくないけど)「気づけば裸の王様になっていた」「狙いが外れすぎていた」なんて事態には陥りたくないですよね。

では、指摘してくれる「誰か」とは誰か?
それは、第三者である「部外者」の存在です。

今回は部外者の大切さと、ありがたさと、心強さについて、語らせてください。

もしかしてソレ、一般の感覚からズレているかも?

例えば10年住んでいる土地のルールや名所。住んでいる当人には当たり前すぎて、話題に上がることもありません。

しかし、他の都道府県や地域から移住した人は、当たり前がなくまっさらな状態。地元民には普通に見える光景が新鮮だったり、珍しかったりするのはよくあること。実際、そんな移住者目線で作っているのが「べっぷる」です。

同じように、長く組織や会社・業界にいると、常識やルールに浸りきってしまい、世間とのズレに気付きづらくなりますよね。

俺はこの道を突き進むぜ!という強気な人でない限り、茨の道は避けるのが懸命です。

自分たちでは気づいていないものの中にこそ、企画のネタやブラッシュアップのヒントが多く隠されています

企業や組織のWEBや広報の担当者のみなさん、個人で商品やサービスを提供している・ひとり社長や個人事業主の方、新たな展開を考えているけれど、どうしていいか迷っている人。とりあえず、周りの人に意見をもらってみましょう

なぜ部外者が必要なの?第3者の目が大切な5つの理由

自分でも気づかない魅力に気づく

部外者から見て新鮮なこと、不思議に思うこと、それこそが大きなヒントです。

例えば先日、とあるホームページの文章の修正を依頼されたときのこと。

筆者は元の文章があって修正するときには、必ず「なぜ変えたか」「何を狙っているのか」「どんな効果が見込めるか」などを書き込むようにしています。

その点について、依頼者の方がとても喜んでくれました。「具体的に書いてあるからわかりやすかったし参考になった」と。

ここで「修正点を具体的に説明する」サービスは、リライトや文章修正の仕事をするときに、特徴ととして提示できることなんだなと気付いたのです。

部外者の目線は、ときにシビアで、ときに優しいもの。率直な感想の中に、現在のサービスや商品の魅力が隠れています。

潜在的な魅力に気づかせてくれる、それが部外者の偉大な力です!

企画やネタのヒントになる

魅力に気付かせてくれるだけではありません。部外者からの素朴な疑問には、ネタや企画のヒントがわんさか転がっています。

部外者が知らないことは、一般的にさほど浸透していないこと。ごく限られた業界での常識だったりすんです。

業界あるある、業界の常識、それが世間とは違う場合……気になりますよね?それを深堀りすることで、興味を引きやすい企画を生み出せるんです。

例えば以前、JALのグランドスタッフさんに「毎日髪のセット大変ですね」と軽く世間話をしたときのこと。「髪の毛を傷めないために、ヘアワックスではなくニベアを使ってます」という答えが帰ってきたんです。

さぞ高級なものをお使いかと思っていたのに、意外と庶民的なニベアを使用されていることに驚きました。

キラキラと美しい空港職員さんのお話は、美容に興味のある女性ならかなり気になる話ですよね。

JAL職員が実践する「毎日の美容ケア」
サラつや美髪キープの秘訣を空港グランドスタッフさんに聞いてみました

なんてネタは、かなり読まれそうな気がします。

そんなワケで、業界に染まっていない部外者の発言からは、企画とネタのヒントがざっくざっくと掘り出せます

新しい切り口がみつかる

「企画のネタやヒントになる」と少し似ていますが、新しい切り口を考えるのにも有効です。

これを読んでいる方のなかには「ターゲット」「ペルソナ」などを決めてコンテンツ作成をされいてる方が多いと思います。

しかし、そのターゲットやペルソナがちょっと違っていたり、少しずれていたり、取りこぼしていた層がいたりすることって、ありますよね。

それに気づかせてくれるのが部外者です。

「これならもっと年齢層が上の人向けにしてもいいんじゃない?」とか、「私マラソンしてるけど、そのとき使えそう」とか。

その方向があったか!!!!と気づかせてくれ、新たな道へと展開する可能性が大いにあります。

ブラッシュアップすべき点がわかる

「これ、もうちょっとこうだったらいいのに」という部外者の意見がでたら、積極的に取り入れたいもの。取り入れないほうがいい場合もあるけれど……、それはちょっと別の話なのでまた今度。

しっくりこないところ、使いづらいところ、疑問に思うところ。実際に部外者の意見を聞くと、ポロポロと出てきます。

ボタンが見づらい、説明が分かりづらい、色が変……などなど、思いもよらない角度からの意見はとにかく貴重です。

部外者の抱く「違和感」をよーく聞き取って、商品やサービスを向上させましょう。

脱・マンネリできる

プロだからこそ、業界を熟知しているからこそ、見えないことってあるんですよね。

新人さんから逆に教わることが多いように、子供から学ぶことがたくさんあるように「業界の常識が通じない人」には、中の人にはない視点とサワヤカさにあふれています。

ときにはそれがまぶしすぎて、ちょっと嫉妬することもあるんですが、それは置いておきましょう。

自分の、会社の、グループの中でぐるぐると回ってしまうとこや、長く続きすぎていることは、一度新しい目線からの意見をもらたいものです。いいところ、悪いところ含め、今後の対策に役立つ輪郭が見えてくるはず。

「ハンコを斜めにお辞儀させる」「メールは『お世話になっております』から始める」などのビジネス常識も、どこからか疑問の声が上がり、だんだんと常識ではなくなりつつあります。

新陳代謝を促す意味でも、部外者はかなり役立ちます

部外者って誰?何を聞いたらいいの?

では、部外者とは誰か?何をどうやって聞くのか?の話をしましょう。

おすすめは「業界外の人」「家族や友人以外の人」

業界外の人がよいのはこれまで読んでくれたあなたならわかるはず。家族や友人以外をおすすめするのは、無駄な遠慮や思考が入らないようにするためです。

家族は関係が近すぎて、せっかくの意見をすぐに聞けなくなる可能性があります。慣れ親しんだ間柄だからこそ、腹が立ったりイラついたり、反論したり。つい余計なことまで話が広がることもしばしばです。が、まずは身近な人に聞くのは有効ですね。

友人だと逆に気を使わせてしまい、いいことしか言わない・オブラートにくるみすぎる危険があります。友人なら、普段から本音を言い合える人親しいけれどキッパリ物事を言う人などがいいかも。もちろん、辛口だけど親身になってくれる人がいたら最高です。

友人というほど親しくない知り合いネット上だけでつながっている人、もしくはプロのコンサルティングの人に頼んでみるのもよさそうです。

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全体像から聞いてみる

何を聞くかは自由に考えればよいのですが、思いつかない方は下記のリストを活用してみましょう。

●この業界のイメージはどんなもの?
●パッと見た感じのイメージは?(商品やサービスを説明したものを見せながら)
●この商品・サービスが欲しい?欲しくない?その理由は?
●この商品・サービスのいいところは?悪いところは?

まずはざっくり上記の質問をして、そこから深堀りしてみましょう。

まとめ

部外者・第三者の目の大切さ、なんとなーく理解いただけたら嬉しいです。

ひとりよがりの痛い人もったいないサービスおしい商品にならないために、鼻毛が出ていてもすぐに気付けるように、常に客観的に見てくれる存在は必要不可欠。

ぜひあなたも部外者を活用してくださいね。

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部外者の良さ、しみじみと実感できましたか?

そこでおすすめなのが「プロ部外者・泥ぬマコ」です。

なにそれ?と思ったあなた、正解です。今思い付きました。

でも、意外とこれまでの仕事の中に「プロ部外者」としての役割があったんですよ。

例えばパンフレットを作る場合、まずはお客さんの目的や目指すところを根掘り葉掘り聞きまくり、その上で何をすればいいか考えます。そのとき、筆者の「素人」「部外者」っぷりが大いに発揮されるわけです。

業界の常識も基礎も知らないからこそ、一般人目線になれる。つまり、商品やサービスを買う側の気持ちになれるというワケですね。

プロと言っちゃう根拠はなんぞ?と思ったあなた、正解です。ひねり出してみました。

●ライター・編集者視点で意見できる
●目的やゴールに合わせて聞き取り、カタチにできる
●商品・サービスに合った提案ができる
●具体的な改善案を出せる

どうでしょう、なんとなーく興味がでてきちゃったりしませんか?

もしも、万が一、ちょっとでも気になってきた!という方は、ぜひご相談ください。あなたの連絡をお待ちしております。


ここまで読んでくれたあなた、宣伝まで読んでくれてありがとうございます。やっぱり好きです!

 

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