Web記事のタイトルから「!」が減った理由と最近の傾向

ここ2〜3年、WEB記事のタイトルでは「!」を使わなくなった気がします。あくまで筆者の感覚なんですが、どうでしょう。

なので筆者は、最近あえて「!」を使わないように気をつけています。が、気を抜くと「!!!」なんて連打しちゃうんですよね。許してください。

そんなワケで、なぜ近年「!」の利用が減ったのか?理由を考えてみました。

タイトルから「!」が減った理由

減った理由1:文字なのにうるさい説

文字から音がしたら、確実に「!」はうるさいですよね。なんていうか、騒がしい、せわしない、落ち着きがない。

昨日の!私の!ごはんは……オムライスーーーーー!!!!!!!!

いやうるせぇ
きいてねぇ
ちょっとお静かに

そんな冷ややかな反応をしてしまいそう。

文字にも人格(?)みたいのがあって、全体の雰囲気を作っていくには見え方も大切です。「!」が多用された文章はテンションが高すぎて、少し疲れます

個人的に「!」がいっぱいの文章も嫌いじゃないんですが、あんまり連発されるとね、ちょっと冷めちゃうこと、ありますよね。

ごめんなさーい!!!!!!!!

減った理由2:安っぽく見える説

高級/スマート/クールなどの雰囲気を目指す場合「!」の取り扱いには要注意です。

思い出してみましょう。マンションポエムとも呼ばれる不動産の広告を。そこのキャッチコピーに「!」はほとんど出現しません。実際「マンションポエム」で画像検索しましたが、ほとんど見つけられませんでした。

高級ホテル、高級旅館、高級レストラン……どれもWEBサイトや広告、パンフレットやメニューに大きく「!」が記載されているイメージが浮かびません。

「!」を付けることでインパクトは強くなるものの、少し幼稚さや安っぽさが出てしまうのでしょう。

私は天才です!!!!
ほら、ちょっとアレじゃないですか。

減った理由3:まじめさの演出

実話系の週刊誌の見出しや、ネタ系の記事タイトルには「!」の使用率が高いイメージ。いかがわしさや多少の強気なイメージ、うさんくささもこの手の記事には欠かせない要素ですね。

「!」は演出に一役買っているんです。通常の新聞の見出しに「!」はほぼ使われませんが、スポーツ新聞には「!」が頻発する、それと同じイメージですね。

逆に言えば、まじめに思われたい、信頼されたい、しっかりとした印象を持たれたい場合に「!」を連発するのは、少々リスキー。

残念ながら、ちょっとした粗相があると一斉に叩かれてしまう現代。ふざけてません、まじめですよというアピールを知らず識らずのうちに誰もがしているのかもしれませんね。

今日はまじめな話をしたいと思います!!!!!!!!
って言われても、本当かよ?と感じてしまいませんか?

ちなみに、最近人気のある「note」の最新注目記事に掲載された100記事のうち、「!」が使われていたタイトルはたったの8記事でした。

想像以上に少ないと思ったのですが、そもそも「note」自体が「!」なテンションではないよなーと思い、納得してしまいました。

「!」以外のタイトルで使える記号

タイトルで使われる記号、筆者感覚で増えてきたなと感じるのは「」「」「」「」です。

個人的に記事のタイトルに「、」や「。」を入れるのに慣れていないのであまり使いませんが「│」は便利なのでよく使います。

「!」って実は優秀で、区切りとしても使えるんです。

長めのタイトルで漢字やひらがなが連続した場合、パッっと見で内容が頭に入りません。そんなとき、記号を使って区切りを付けるのは、かなり有効。

「」や【】などもよく利用されていますよね。

まとめ

「!」の効能やイメージって、改めて考えるといろいろありますね。今回記事を書いてみて、改めて「!」に愛着が湧いてきました。

「!」を使う系サイト、使わない系サイト。どちらも好きです。そして、ここまで読んでくれたあなたのことも、大好きです!!!!!!!!