「移住したいな」と思ったときに、頭に浮かぶ場所はどこでしょうか。
エメラルドグリーンの海が広がる南の島?
深い森の中に建つ小屋?
「どうしてもここに住みたい!」という願望があるなら別ですが、移住はいろいろな視点で考えて、自分がベストだと思う場所を選びたいものです。
と考えている方もいるでしょう。
そこで2回の移住を経験した筆者が、奄美大島からの移住先を「大分県別府市」に決めた理由をご紹介します。
直感に従うもよし、景色や空気の良さで決めるもよし。移住先を決定するための要素は、意外と多いんです。
移住先を別府に決めた理由
四国や熊本なども移住先の候補に挙がっていたのですが、大分県別府市に決めた理由は主に5つです。
気候がいい
奄美大島で大自然の驚異を体感した筆者と夫。気候条件はかなりの優先事項でした。
- 台風の進路になりにくい
- 比較的温暖(実はそうでもなかったけど)
- 雨が多すぎない
上記の条件で探したところ、別府が候補に挙がりました。
とにかく「台風の進路ではない」ことが重要なポイント。なにせ「台風銀座」の奄美大島に住んでいたもので……。
温泉がある
Webで物件を探しているときに「温泉付きの家がある」と知ったとき、テンションが爆上がりしてしまい、別府移住への勢いが強まりました。
奄美大島の家ではシャワーのみの生活。お風呂がゴエモン風呂で、沸かすのが大変だったことも関係しています。
コアな温泉ファンではありませんが、温泉地の持つ独特の雰囲気が大好きだったことも、決め手のひとつでした。
有名な観光地
ライター・編集者という筆者の仕事柄「観光地なら仕事につなげやすそう」という考えもありました。
また、観光が盛んなところは「人を受け入れる土壌がある」ため、よそ者を受け入れる体制が整っているだろうと予想したんです。観光地の人は、外からの人に慣れていますからね。
人の出入りが活発
別府には3つの大学があり、学生や観光客など海外の人が多い点も魅力的でした。
いろんな人がいれば、おもしろい人との出会いがあるだろうと思ったのです。
なんとなく
「なんかおもしろそう!」
最終的には、そんな感覚・直感で決めました。しかし、それは間違いではありませんでしたよ。今まで住んできた中でもとても住みやすいと感じています。
別府に住むまで知らなかったこと
事前にはわからなかった別府のイイところをご紹介します。
移住者が多い
先輩の移住者が想像以上に多かったのは、とても嬉しかった点です。
移住者の疑問や困りごとを乗り越えてきたのが、先輩移住者たち。相談に乗ってもらったり、情報をもらったり、打ち解けるのも早いです。
魚が安い・ウマい
普通のスーパーに並んでいる刺し身でも、本当においしい!初めて食べたときにはびっくりしました。
とくにイカやハマチなどは、お店で出されてもおかしくないくらい、とにかくウマいんです。
山がおもしろい
毎日見える山、実際に登ってみると意外と楽しいですね。小さな大冒険ができます。
大分県が楽しい
大分県は面積が広く、自然や神社仏閣もたくさんあります。1〜2時間あれば車でいろいろと行けるので、行動範囲が広がりとても楽しいです。
別府移住のデメリット
税金が高い
大分県の中では、税金が高いようです。その分、温泉に安く入れることで相殺されているのかもしれません。
ペット可の一軒家は駅近くには少ない
別府市内で駅近くに引っ越しを希望したとき、ネックとなったのが犬です。ペット可のマンションはお高いところが多いし、一軒家はほとんどないし、探すのが大変でした。
まとめ
住む場所の景色や人柄はもちろん重要ですが、移住するには天候やその他の要因も大切です。
どんな暮らしがしたいか、何の仕事をするのかによっても、優先事項が変わるでしょう。
自分には何が必要か、譲れない条件はなにか、まずはその辺りをクリアにしてください。
そして最後は「おもしろそうかどうか」「なんとなく印象がいいか」で決めるのもアリかなと思います。
住めば都になるか、地獄になるか……
よい移住先を見つけるヒントになれば幸いです。
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ここまで読んでくれたあなた、好きです!ありがとうございました。