2015年12月15日、奄美市名瀬のAiAiひろばで開催された第4回『オタク市』に行ってみました。
恥ずかしながら、アニメやゲームといった文化には何の予備知識もないんですが……
よそ者は来んな!
知らん奴は出ていけ!
なんて言われたらどうしよう。。。
という一抹の不安と、未知の世界見たさの好奇心でもって突撃です!
濃ゆい盛り上がりをみせる会場
お邪魔したのは午前中。
まだお客さんはそんなに多くないものの、会場内にはアニメソングとその映像が流れています。
各ブースごとに出展者さんお手製のマンガ、手作りグッズ、いらなくなったフィギュアやその他いろいろなものが売られていました。
いかにもオタクさんな世界。
ご自身で作品を作り、印刷し、製本までする方もいらっしゃいました。
まさに創作活動!熱がこもっております。
こんな作品もあり、思わず見入ってしまいました。
なんだか、日常のモノをそのまま水中に閉じ込めたような不思議な感じです。
まだ午前中だから、そこまでコスプレしている人は多くないんだそう。
露出限界のお姉さんとか、ミニスカお姉さんとか、ボインのお姉さんとか、そんな淡い期待をしていたんですが、残念ながら今回はお会いできず。
奄美に移住してしまったオタクさん
普段お目にかかることの少ない光景に圧倒されっぱなしのところに、さらに見慣れぬ光景……
完璧にダンスをこなす男性を発見!!!(動画でお伝えしたかった!)
彼の前には、大勢の人だかりができていました。
輪の中心にいたのはユキヒラサスケさん。
写真をお願いすると、素敵なポーズをキめてくれました。
おおおおお!それっぽい!!
サスケさんは仕事で1年ほど島に住んだ後、仕事を辞めて奄美大島に移住したんだそうです。
オタク×移住、新しい田舎暮らしのカタチかもしれませんね。
実際、欲しいアイテムはアマゾンで購入できるし、濃いつながりを持てるオタク仲間もいる。
意外とオタクの方には田舎暮らしがマッチするのかも……?
奄美大島のオタク人口ってどのくらい?
オタク市の運営委員である、玉城善好さんにお話をお聞きしました。
「オタクには2種類いて、こういったイベントに出てくるタイプと、完全にこもって周囲に悟られないように隠れるタイプと別れるんです。オタク市に来る人よりも、もっともっと潜在オタク人口は多いはず。
このオタク市は今回で4回目ですが、一番多かった時には300人の来場がありました。」
とのこと。
奄美大島の人口が約68,000人だとすると、オタク市に来場するオタクさん+オタク市にこないオタクさんで600人だとして……
奄美大島の0.8%はオタクさんもしくはオタク文化に興味のある人という結果に!
これは多いのか少ないのか判別が難しいですが、イメージしたより遥かに多い人数でした。
だからこそ、『オタク市』が4回も続いているんですよね。
おたくの人にオタクって言っていいの?
実はこの記事を書くにあたり、
まったくオタク界を知らないモンがオタク市について書いていいのか?
オタクオタク言って怒られないのか?
オタクさんにオタクって言うと気分を害さないのか?
という根本的な疑問が湧きあがったんですね。
そこで、ちょこっと縁のあったオタクさん、ちいちゃんに聞いてみました。
「ちいちゃん、オタクさんにオタクっていってもいいの???」
「いいですよー。
むしろ私がオタクって公言するのはどうなの?と戸惑うことがあるんです。
私は世間一般から見ると明らかにオタクなんですが……本当にオタクの人からみたらまだまだだから。
オタクって呼ばれて怒るよりも、いいのかな?って不安になる気持ちの方が大きいかも。」
と教えてくれました。
釣りオタクとか電車オタクとかと同じで、突き抜けた知識を持つ人と同じ名称で呼ばれていいんだろうか?みたいな気持ちってわかりますよね。
ちなみに、ちいちゃんはFMたつごうで毎週月曜17時30分から放送中の「ちぃちゃんのサブカルちっく」パーソナリティです。
さらに猫猫(まやまや)という音楽ユニットのボーカリストでもあります。
『オタク市』で触れたオタクさんたちの優しさ
今回、オタク市に出店されているオタクさんたちにお話を聞いて聞いて思ったのは
とにかく優しい
ということ。
オタクとひとくちに言っても、当然好きな作品や作家さんは人によって違います。
それでも、みんなが認め合っていて、そのまま受け入れてくれる包容力がありました。
アニメもゲームもまったく無知な私を邪険にすることもなく
まぬけな質問にも丁寧に答えてくれて、本当にありがとうございました。
オタクさんたちが、やたらキラキラ眩しく見える!
いや、ギラギラしていて活気に満ち満ちているっ!!
奄美のオタク文化をますます盛り上げちゃってくださーーーい!!!
毎年6月には、アシビにて『夜のオタク市』を開催。『オタク市』と並ぶオタクさん重要イベントです。ダンス・歌・舞台・バンド・DJなどで大盛り上がりらしいですよ。
オタク市などの情報は、ツイッター・ブログ・LINE・ミクシィ・奄美テレビ・各ラジオ・ポスターをご確認ください。
まだ見ぬ奄美のディープな世界。あなたも一度覗いてみてはいかがでしょうか?
◆オタク市
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