商品やサービスに絶対の自信を持っていても「良さや素晴らしさがうまく伝わっていない気がする」と悩んでしまうこと、ありませんか?
どんなところが優れているのか、最高なのか、とにかくすごいのか。いつまでだって語れるほどの情熱があるけれど、相手には響かない。そんな状況ってツラいですよね。
そこで「商品やサービスの説明文がわかりにくい理由」を考え、解決策を探を探ってみました。
今回は「②特徴ばかり説明しがち問題」。あなたの説明文、特徴やすごい点ばかりを書き連ねていないでしょうか?
コレすごいんです!ばかり書いていませんか?
商品のスペック、特許技術や最新素材など、すごいものは熱を込めて説明したくなるものです。わかります。
大好きなものほど、愛のこもっているものほど、そのすごさを語りたくなりますよね。本当によくわかります。筆者はそういう人、すごく好きです!
けれど、説明文にすごい理由の説明はそんなにいらないんです。
「特徴ばかりの説明文」問題点
なぜ特徴、すごさばかりを書いても相手に響かないのでしょうか?それは、独りよがりになりがちで、お客さん・読む人が「それで自分がどうなるのか」をイメージできないからです。
ピンとこない・イメージできない
ユーザーが知りたいのは、商品やサービスを利用したら「自分はどうなるか、どんなメリットがあるか」という点です。
特徴やスペックばかり書かれてもピンとこないし、よくわからないんです。とてもすごいのかもしれないけれど、専門家ほど理解ができません。
「自分には関係ない」と思われる
イメージできない、わかりにくいと感じると、人は「自分には関係ない情報」と認識します。そして、「もういいや」と離脱してしまうんです。
例えば、知識が豊富な専門家・アニメ大好きな人が、何も知らない人に良さを説明するとします。
「世界的に有名な●●監督で、最新のCGが使われていて、主題歌が伝説のアニメ〇〇と同じ××で……」と一方的に熱いプレゼンをしても、徒労に終わる可能性が高いでしょう。
「特徴ばかりの説明文」解決法
せっかくの良さ・すごさ・便利さなどをしっかり理解してもらうには「ベネフィット」を伝えることが大切です。ベネフィットとは「それによって起こる変化」「得られる未来」です。
ベネフィットを盛り込む
とはいえ、「ベネフィットが大事」ってよく聞くけど、いまいちよくわからないですよね。石鹸を例に考えてみましょう。
メリット :皮脂汚れがするっと落ちる
説明 :○○という新成分を配合している
上記のように書き出すためには、どんな作業が必要でしょうか。
下記のように「それでどうなの?」を繰り返すと、メリットやベネフィットが浮き彫りになります。
↓
②どうすごいのか
↓
③するっと汚れが落ちる(メリット)
↓
④するとユーザーにどんな変化があるか
↓
⑤洗濯時間が短くなる、ごしごし洗わなくていい(ベネフィット)
↓
⑥洗濯がラクになる(ベネフィット)
もっと簡略化してみましょう。
↓
〇〇という新成分を配合した石鹸で、皮脂汚れがするっと落ちる(太字部分はメリット)
↓
〇〇という新成分を配合した石鹸で、皮脂汚れがするっと落ちるから、毎日の洗濯がラクになる(太字部分はベネフィット)
主張したい、説明文で書きたいのはベネフィット>メリット>特徴の順番です。
この優先度や比率を逆にしてしまう人が多く、説明がよくわからない、良さが伝わりにくい説明文になってしまうんですね。
「なぜすごいのか」ではなく、「どうすごいのか」を伝えよう
なんとなくベネフィットが大事なことはわかったけど、やっぱり難しい。そんなときには、
「なぜすごいのか」を書き出した後でいいので、「どうすごいのか」を考えてみましょう。
・そのすごいものがあるとどう変わるのか
人に見てもらう
特徴ばかりにならないように気をつけたけど、まだ伝わらない気がする……
そんなときは、家族や友人に見せて「魅力的に見えるか」聞いてみるのがいいですよ。なるべく商品やサービスに詳しくない人に見せるのがポイントです。
まとめ
説明文の特徴ばかり書きすぎ問題について、考えてみました。
自分的にすごいことは、人にもしっかり教えたくなるものですよね。でも、大事なのはまず「自分に関係あることだ」と思ってもらうこと。
ベネフィットをしっかり伝えて、あなたの大切な商品・サービスを知ってもらいましょう。
・こんな感じでいいのか、不安
・もっといいベネフィットがありそうなのにわからない
そんなときはお気軽に、泥ぬマコまでメールください!SNS、ブログ、Webサイト、ホームページ、通販サイトなど、じっくりと添削いたします。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。最後まで読んでくれるなんて、好きです!
よい説明文が書けますように。
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