商品やサービスの説明文がわかりにくい理由② 特徴ばかり説明しがち問題

商品やサービスに絶対の自信を持っていても「良さや素晴らしさがうまく伝わっていない気がする」と悩んでしまうこと、ありませんか?

どんなところが優れているのか、最高なのか、とにかくすごいのか。いつまでだって語れるほどの情熱があるけれど、相手には響かない。そんな状況ってツラいですよね。

そこで「商品やサービスの説明文がわかりにくい理由」を考え、解決策を探を探ってみました。

①書きすぎ/書かなすぎ問題
②特徴ばかりを説明しがち問題
(←今読んでる記事)
③基本的なことが抜けてる問題 
※準備中
④丁寧すぎ・誇張しすぎ問題 
※準備中
⑤理論的に説明できていない問題 
※準備中

今回は「②特徴ばかり説明しがち問題」。あなたの説明文、特徴やすごい点ばかりを書き連ねていないでしょうか?

コレすごいんです!ばかり書いていませんか?

商品のスペック、特許技術や最新素材など、すごいものは熱を込めて説明したくなるものです。わかります。

大好きなものほど、愛のこもっているものほど、そのすごさを語りたくなりますよね。本当によくわかります。筆者はそういう人、すごく好きです!

けれど、説明文にすごい理由の説明はそんなにいらないんです。

「特徴ばかりの説明文」問題点

なぜ特徴、すごさばかりを書いても相手に響かないのでしょうか?それは、独りよがりになりがちで、お客さん・読む人が「それで自分がどうなるのか」をイメージできないからです。

ピンとこない・イメージできない

ユーザーが知りたいのは、商品やサービスを利用したら自分はどうなるか、どんなメリットがあるかという点です。

特徴やスペックばかり書かれてもピンとこないし、よくわからないんです。とてもすごいのかもしれないけれど、専門家ほど理解ができません。

「自分には関係ない」と思われる

イメージできない、わかりにくいと感じると、人は「自分には関係ない情報」と認識します。そして、「もういいや」と離脱してしまうんです。

 

例えば、知識が豊富な専門家・アニメ大好きな人が、何も知らない人に良さを説明するとします。

「世界的に有名な●●監督で、最新のCGが使われていて、主題歌が伝説のアニメ〇〇と同じ××で……」と一方的に熱いプレゼンをしても、徒労に終わる可能性が高いでしょう。

「特徴ばかりの説明文」解決法

せっかくの良さ・すごさ・便利さなどをしっかり理解してもらうには「ベネフィット」を伝えることが大切です。ベネフィットとは「それによって起こる変化」「得られる未来」です。

ベネフィットを盛り込む

とはいえ、「ベネフィットが大事」ってよく聞くけど、いまいちよくわからないですよね。石鹸を例に考えてみましょう。

ベネフィット:洗濯がラクになる
メリット  :皮脂汚れがするっと落ちる
説明    :○○という新成分を配合している

上記のように書き出すためには、どんな作業が必要でしょうか。

下記のように「それでどうなの?」を繰り返すと、メリットやベネフィットが浮き彫りになります。

①新成分はすごい

②どうすごいのか

③するっと汚れが落ちる(メリット)

④するとユーザーにどんな変化があるか

⑤洗濯時間が短くなる、ごしごし洗わなくていい(ベネフィット)

⑥洗濯がラクになる(ベネフィット)

もっと簡略化してみましょう。

〇〇という新成分を配合した石鹸(石鹸の説明・特徴・スペック)

〇〇という新成分を配合した石鹸で、皮脂汚れがするっと落ちる(太字部分はメリット)

〇〇という新成分を配合した石鹸で、皮脂汚れがするっと落ちるから、毎日の洗濯がラクになる(太字部分はベネフィット)

主張したい、説明文で書きたいのはベネフィット>メリット>特徴の順番です。

この優先度や比率を逆にしてしまう人が多く、説明がよくわからない、良さが伝わりにくい説明文になってしまうんですね。

「なぜすごいのか」ではなく、「どうすごいのか」を伝えよう

なんとなくベネフィットが大事なことはわかったけど、やっぱり難しい。そんなときには、

「なぜすごいのか」を書き出した後でいいので、どうすごいのかを考えてみましょう。

・そのすごさがどうユーザーに関係するのか
・そのすごいものがあるとどう変わるのか
大切なのはこのふたつ。最初は難しいと思いますが、ぜひじっくり考えてください。

人に見てもらう

特徴ばかりにならないように気をつけたけど、まだ伝わらない気がする……

そんなときは、家族や友人に見せて「魅力的に見えるか」聞いてみるのがいいですよ。なるべく商品やサービスに詳しくない人に見せるのがポイントです。

まとめ

説明文の特徴ばかり書きすぎ問題について、考えてみました。

自分的にすごいことは、人にもしっかり教えたくなるものですよね。でも、大事なのはまず「自分に関係あることだ」と思ってもらうこと。

ベネフィットをしっかり伝えて、あなたの大切な商品・サービスを知ってもらいましょう。

 

・自分でやろうとすると難しくてうまくいない
・こんな感じでいいのか、不安
・もっといいベネフィットがありそうなのにわからない

そんなときはお気軽に、泥ぬマコまでメールください!SNS、ブログ、Webサイト、ホームページ、通販サイトなど、じっくりと添削いたします。 

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。最後まで読んでくれるなんて、好きです!

よい説明文が書けますように。

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