クラウドソーシングのサービス「クラウドワークス」「ランサーズ」「ココナラ」などを利用して仕事をすると、クライアントからの評価があります。
ひと目見て信頼度や能力がわかる便利な機能ではありますが、クライアント側のさじ加減で、どうとでもなってしまうのが怖いところ。
不当な低評価を受けてしまった人もいるでしょう。
そこで今回はクラウドソーシングを使って仕事をする人のために、低評価を付けられたときの対処法をご紹介します。
こちらに非がなくても低評価が付くことはある
など、こちらに大きな非がなくても、無慈悲に低評価を付ける人がいます。
ちょっとした行き違いで相手が気分を害することもあるし、クライアントの指示がよくわからない、意思疎通ができずうまくいかない案件だってありますよね。
そんなとき、低評価を付けられたまま放置するのは絶対にダメ。あなたのことを知らない誰かかからみたら、「この人は★ひとつを付けられるような人なんだな」と思われてしまうからです。
低評価が付いたときの対処法
例え★ひとつを付けられても、あなたの対応次第では大きな影響を受けずに済みます。低評価の被害を最小限に食い止める方法とは、どんなものでしょうか?
反撃しない
まずは深呼吸。あれこれ湧き上がる気持ちもあるでしょうが、落ち着きましょう。
例え★ひとつの低評価を付けられようが、汚い言葉で罵られようが、同じ態度で反撃してはいけません。絶対に。
あなたが新規にライターを探しているクライアントだと想定してください。仮にも仕事相手に向かって罵詈雑言を書くライターに、仕事を依頼するでしょうか?
不特定多数の人が閲覧できる場所でバトルを繰り広げると、自分の評価を下げるだけだと覚えておきましょう。
相手を悪く書かない
多くの場合、評価と一緒にメッセージが掲載されます。そして、相手からのメッセージに返信する機能がついています。
ここで「丁寧に対応する」のが最大のポイントです。
最近では、見る側の目も肥えています。★の数は確かに影響力がありますが、しっかり内容を読んでくれるクライアントさんも大勢います。
返信コメントではまず、心ではまったく思っていなくても「お礼」から書きましょう。
まずこれだけは、絶対に書いてください。そして心の中で「低評価つけてくれて、いろんな意味で勉強になりました」と毒づいてください。あくまでも心の中で。
自分は悪くないアピールをする
続いて、自分が悪くない場合、具体的にそれをアピールします。
上記のように詳細な業務内容には触れないように、でも言いたいことは伝えましょう。自分に非がない場合は、ここがアピールどころです。
自分の行動と相手の行動を、冷静・客観的に書くと、遠回しに「自分、悪くないっす」が示せます。
あまりにも横暴・理不尽な場合は運営に相談する
とはいえ、あまりにひどい対応の場合は運営側に連絡してみましょう。対応してくれるかはわかりませんが、聞いてみるのはタダです。
途中キャンセルの案件は要注意
相手が意図しない場合も、低評価が付くことがあります。それは、案件が途中で頓挫してしまったときです。
例え「相手の都合」で終わったとしても、自動的に最低評価が付く仕様もあるようです。
以前、筆者はランサーズでこの影響を受けた経験があります。100%クライアント都合でのキャンセルだったので、運営に連絡して★ひとつ評価が取り消しになりました。
料金を「もらわない」戦法はオススメしません
以前、キャッチコピー作成のお仕事をいただいたときです。どうしてもクライアントの気に入る提案が出せないときがありました。
先方はだんだんイライラしてきたようで、途中から「だいたいさー、あんたは本名も言わないし、失礼だ!」みたいに、矛先の違う怒り発言をするようになりました(いや、いくらでも本名言うんですけど……)。
こうなると、空気も悪いしこちらもつらいし、イイことはありません。そのまま続けてもOKは出ないと思い、「料金はいならいから、今までの提案を全部捨ててください」といって終わりにしました。
今考えても反省点がたくさんあるのですが、やはり泣き寝入りはだめですよね。かといって、よい方法も思いつかず、結局タダ働きですり減っただけ。そんな痛い経験もありました。
低評価を回避する方法
では、低評価を事前に回避するにはどうすればよいのか?考えてみました。
誠実に仕事をする
なんといっても、これが一番です。誠心誠意、相手と向き合って仕事する。そうするだけで、よほどの人でない限りひどい仕打ちはしません(と、信じたい)。
コミュニケーションをとる
コミュニケーションをしっかり取って、質問や相談をしやすい関係を作ることも大切ですね。不安や疑問をそのつど解消しながら、仕事を進めましょう。
困ったらすぐ相談する
仕事を進めていると、どうやらこれは、私の手には負えないかも?というケースもあります。そんなときには、早めに担当者に相談しましょう。
遅くなればなるほど、事態が大きく面倒なことになります。同時に、同業者に相談するのもあり。自力で調べたり、なんとかしようともがくことも大事ですが、まずは相談が一番です。
相手の希望とズレいないか細かくすり合わせる
「低評価を受ける」のは、「相手の希望に沿っていない」という意味と同じです。ですから、仕事を進めるときには、なるべく先回りして、細かくすり合わせを行いましょう。
目指す方向はズレていないか、相手の意図を誤解していないか、お互いの認識はズレていないか。これらをしつこいくらいに確認してください。
まとめ
仕事で低評価を受けてしまうと、大きなショックと共に怒りの感情がわいてしまうこともあります。でもそこで、反撃したら終わりです。
こちらは大人の対応で、しっかりと現実を受け止めましょう。そして、公の場できっちり自分の置かれた状況を説明してください。
仕事には能力も大切ですが、人間同士「合う・合わない」もあります。わからないときは聞く、困ったときは相談する。短い期間でもお仕事をする相手とは、よい関係を築いていきましょう。
まだまだ筆者も未熟者、ヒヤヒヤする場面も多々ありますが、なんとか乗り越えて行きます!ここまで読んでくれたあなた、好きです!ありがとうございました。
「一生懸命やったのに誤解された」