Web記事の導入文・リードを考えるヒント

何事も最初が肝心。

導入文・リードは、記事を読み進めてもらうための第二関門です。
(ちなみに第一関門は、クリックしてもらうための「タイトル」)

タイトルをクリックし「読むぞ!」と記事にやってきても、書き出しがつまらないと読み進めてもらえません

とはいえ……

・何から書き始めればいいかわからない
・どんな内容にすればいいか迷う

という人も多いでしょう。

出だしが大切だとわかっているからこそ、いろいろ悩んでしまいますよね。
筆者も毎回、かなり長い時間を費やしています。

そんな筆者、15年以上記事を書いてきた中で、導入文・リードは5つのタイプに分類できると気付きました。

この記事では、導入文・リード文の書き方を例を挙げながらご紹介します

導入文の役割は「興味を持たせる」こと

読者は記事の最初で、読む/読まないを判断します。
数行読んで、合わない、つまらないと思えば、容赦なく離脱してしまうんです。

読み進めてもらうためには、興味を持ってもらうことが大切
では、どんな内容なら興味を持ってもらえるのでしょうか?

読まれる導入文の特徴

読まれる導入文には、読者を惹き付けるための仕掛けがあります。

それは大きくわけて下記の4つです。

・読むメリットがありそう
・続きが気になる
・信頼できそう
・強烈な引きがある

読むメリットがありそう

読者が読み、最初に

・役立つ
・知識が得られる
・お得な情報
・楽しい
・勉強になる

などのメリットがありそうだと感じると、その記事は読み進めてもらえます。
自分にいいことがあるなら、読むのは当然ですよね。

続きが気になる

続きが気になる書き方がしてあると、どうしても読み進めてしまいます。

ミステリー小説や漫画を途中でやめられないように、気になる謎や理由を知りたい場合、読むのを止めることは難しいのです。

・結論の根拠
・理由
・なぜ?

上記を明らかにしたい、知りたいと思うのは人の性。

信頼できそう

最近ではとくに発信しているのは誰かどんな人が書いているかを読者はよくチェックしています。

・誰が書いているか
・どこからの情報か 
・情報に関する根拠があるか

これらが明確になってはじめて、「この記事は本当っぽいな」という印象を持ち、読み進めてくれるでしょう。

強烈な引きがある

最初の一文で、ぐいぐい引き込まれてしまうこともあります。

・おもしろそう
・なんだこれ!
・まじで?

大胆な発言や、斬新なストーリー、印象的でインパクトのある内容が最初にくると、そのまま読み進めてしまいますね。

導入文に入れたいこと

読まれる導入文にするために、書いておきたい内容を具体的にご紹介します。

・誰に向けた記事か
・読むと何が得られるか
・記事の信頼性

誰に向けた記事か

届けたい人に「私に向けた記事だ」と思ってもらう、共感してもらうために、誰に向けた記事なのかを明らかにしましょう。

職業、年齢、趣味、上級者、初心者……などなど。

読むと何が得られるか

記事を読むメリットは何か、記事を読むと得られることは何かを書いておきます。
問題解決の記事の場合、結論を先に書くのも有効です。

お役立ち系の記事の場合は、とくにこれが重要。誰の何を解決するか、読んだらどうなるか。わかりやすく端的に説明しましょう。

記事の信頼性

これは信用できる情報なの?という疑念を晴らすために、

・誰が書いたか
・誰に聞いたか
・何情報か

上記を明記して根拠を明らかにし、信頼性を高めましょう

全部を入れなくてOK

ここに挙げた3つすべてを入れる必要はありません。導入文・リードが長すぎると離脱されてしまいます
記事の内容を見ながら、導入文・リードを考えてみましょう。

時々、記事の要約を書く人もいますが、その必要はありません。

導入文5タイプの書き出し例

では、実際によく使う例を紹介します。

「●●していませんか?」疑問

最近運動不足で、体重が増えていませんか?
英語を勉強したいけど、時間がなくて困っていませんか?

など、疑問から共感にもっていく方法です。

「私のことだ!と興味を持ってもらいやすくなります。

「●●ですよね」共感

毎日、家族のご飯を作るのって、大変ですよね。
在宅仕事だと、気づくと座りっぱなしになってしまいますよね。

など、あるあるネタで「わかる」と共感を生む方法です。

この人わかってる、私も同じ!と思ってもらえれば、その先を読み進めてもらえます。

「●●は××です」逆説

お菓子を食べても太りません!
勉強するより遊びましょう

など、常識の逆を言い切ってインパクトを出す方法です。

通常とは違うことが書かれていると「どういうこと?」と疑問がわき、続きが気になるものです。

ただし、過剰な煽りは逆効果です。あくまで本文に沿った意味の範囲で書いてください。

タイトルの結果・答え

運動・食事だけでは痩せなかった私が5kg痩せた方法とは?

例えば上記のようにタイトルが「●●とは?」「××する方法」などの場合は

運動・食事だけでは痩せません、睡眠を変えて5kg痩せました

上記を冒頭に書くなど、先にタイトルの結果(ネタばらし)を持ってくるのも効果的です。

その根拠や詳しい理由を知るために、読み進めてくれます。

セリフ

僕は子供の頃、UFOに乗りました

印象的な始まりにするなら、セリフや予想外のことなど、物語やストーリー調で始めるのもよいでしょう。

とくにインタビュー記事などは、冒頭に印象的なセリフを持ってくると、続きを読みたくなってしまいます。

まとめ

導入文・リードは、本当に大切です。
書く媒体や記事の目的にあわせて、あの手この手を考えてみましょう。
筆者もまだまだ研究中、そして毎回迷い中です。

もし「こんなタイプもあるんじゃない?」「これもおすすめ」というのがあれば、ぜひ教えてくださいね。

 

ここまで読んでくれたあなた、好きです!ありがとうございました。