ひとくちに「ライター募集」といっても、案件の内容は実に様々です。
ライターって響きがいいから……
なんかクリエイティブっぽい?
そんなイメージを持っている方の夢をぶち壊すかもしれませんが、現実のライターが任される業務内容をご紹介したいと思います。
調べてまとめる「キーワードライティング」系
・○○と▲▲の違いとは?
・今話題の××とは?
などのように、指定されたキーワードについてインターネットや本で調査し、まとめる記事です。
ユーザー(読者)がキーワードを調べてそのページに辿りついたとき、必要な情報を得られる記事が優秀な記事になります。調べるのが好きな人、検索するのが得意な人、そして自身でよくネットを使った調べものをする人が向いています。
重要なのは、客観的な目線で事実だけを書くこと。おもしろおかしくしようとしたり、個人の意見を書いたりといった余地はほぼありません。自己表現したい人にはつまらなく感じてしまうかも。
どうやるの?を解消する「ハウツーもの」
・○○が上達する方法○つ
・▲▲の見分け方
などのように、方法・やりかたを書く記事です。インターネットや本で調査しまとめたり、自分の知識で書いたりします。
ここでは、“元○○業界にいた”という経験が高く評価される場合が多くあります。ライター自身が元古本屋店員だったら、古本を高く買い取ってもらえる方法を知ってる!というイメージですね。
こちらも調べるのが好きな人は向いています。また、特定の分野に詳しい人は未経験でも高単価を狙える分野です。
Webライターが増えている今、貴重な経験を持っている人は強いですよ!
実体験&脳内体験を文字にする「体験談」
・自身の過去の職業などのに基づく体験談
・施設やサービスなどを利用しての体験談
こちらはエステや金融、保険、転職サイトなどが多い印象。実際にサービスを利用した人の生の声を載せることで、集客しようという狙いがあります。
実際に体験せず書く場合もありますが(それはどうなの?という問題はとりあえず置いておきます)、未経験OKという案件では「実際に経験した人」という制約がある場合が多いですね。
また、キーワード系やハウツーものよりも単価が低い案件が多い印象を受けます。
もともとある文章に手を加え別記事を生み出す「リライト」
これは、もともとある文章を内容は変えずに語調を変えたり、順序を入れ替えたり、要約したり、あるいは長文にしたりといった作業です。
事務作業や単調な作業、細かい作業に抵抗のない人が向いていると思います。
いろんな情報を集めて並べる「まとめ・キュレーション記事」
お題に沿った内容を様々なサイトからコピペして紹介する記事です。
このタイプは自分が実際に書く場所はほんの少しだけ。いかにタイトルに沿った有益な情報を集められるか、注目を集めるタイトル&内容にできるかがポイントです。
音楽でいえばDJみたいなものですね。この記事ではこう、こんな情報もありますよーという紹介文に近いかもしれません。
未経験OKもたくさんあります。おもしろい視点でまとめられる発想力がある人、調べるのが好きな人、自分の意見はあまり書かなくてもいい人には向いています。
しかし、単価はかなり低めです。
世界中を旅しながら記事を書く「旅行記事」
※コロナ禍の今は難しいかも……
日本や世界のさまざまな場所に行き、現地の情報や宿、スポットなどを紹介する仕事です。実際には旅行に行かず、ネットなどで調べて書く場合もありますが……(これは通称「こたつ記事」と呼ばれ、どんどんなくなってきています)。
旅行好きの方におすすめ!などの文言で募集がよくあります。未経験OKの案件も多数。現地の細かい情報や実際の感想などを求められる場合が多いようです。
旅好きの人、旅先での情報収集が得意な人などは楽しいと思います。ただ、単価は高くありません。
事実を的確に伝える「ニュース記事」
ニュースのもとを提供され、それを型にそってニュース記事として書いていきます。これは未経験OKの案件は少ないかもしれません。
ただし、芸能系のニュース記事作成の案件は多いようです。芸能系、ゴシップ系が好きなら挑戦してみては?いかに早く、わかりやすくまとめて世に出すか、腕の見せどころですね。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
それでは、また。泥ぬマコでしたー。