商品やサービスの説明文に対して「なんだかわかりにくい」「で、どんなサービスなの?」と言われてしまったことはありませんか?「この説明で素晴らしさが伝わるだろうか」と、不安に思うことはないでしょうか?
気合を入れて書いたのに、こんなにもいいサービスなのに、こんなにもスペックが高いのに伝わっていない。一度利用してもらえばわかってもらえるのに!と思いますよね。
魅力がしっかり伝われば、売上や集客も大幅に変わります。
そこで、パフレットやチラシ、広告文や商品説明文を書いたり、添削したりする機会の多い筆者が「商品やサービスの説明文がわかりにくい理由」を考えてみました。
商品やサービスの説明が伝わらない場合、大抵が上記5つのケースに当てはまっています。
今回は「①書きすぎ/書かなすぎ問題」の解説です。現在の説明文を読み返し、書きすぎていないか/書かなすぎではないかを再確認してみましょう。
※書かなすぎなのか、書かなさすぎなのか?そもそも「書かなすぎ」っていうのか?その問題はここでは目をつむってください!夜露四苦!!
ちょうどいい塩梅は難しい
商品やサービスを説明するのには、熱い気持ちと客観的な態度、両方が必要です。
素晴らしさを伝えたいあまり熱を込めすぎると、暑苦しい印象の空回りな文章ができあがってしまいます。
逆にシンプルにかっこよくしようと意識しすぎると、今度はハードルが高くとっつきにくい印象を与えたり、魅力が十分に伝わらなかったりするんです。
それを逆手にとって高級感を演出したり、親しみやすさを出したりもしますが、まずはしっかりと「魅力を伝える」ことが大切です。
あなたは、「書きすぎ」さん?それとも「書かなすぎ」さん?もしくは「ちょうどいい塩梅」さん?ちょっと考えてみてください。
「書きすぎ」問題
はじめに、多くの人が陥りがちな「書きすぎ」のケースをご紹介します。
「書きすぎ」の特徴
てんこ盛り
とにかく全部、あれもこれも盛り込むタイプ。
商品やサービスのいいところ、めいっぱいあります!あますところなく全部、全力で紹介したい!!!
その気持ち、わかります。商品やサービスに愛情をガンガン注ぐ人、筆者は大好きです!
しかし、熱すぎる場合は、見る人がやけどしてしまう危険があります。
説明がクドい
良さを説明したいがために、同じ単語を何度も繰り返してしまったり、ゴテゴテと形容詞をつけたりするケースもよくあります。
「すっごく雲のように真っ白だしかわいいし軽いしもう最高!」のような、こってり文章。
「スペックは○○で××も搭載していて、△△が研究して技術もすごくて、最先端の技術ですごい!」のような、すごいんだぜ自慢は、ちょっとクドくなりがちです。
文字がギチギチ
びっしり文字がつまっている文章、これも意外と多いですよね。
「だって全部大事だし、すべてを説明したいんだもん!」という気持ち、わかりますよ。
でも、ひと目見てギチギチにつまった文章は重く、息苦しい印象を与えてしまいます。
ちょっと薄目で、画面から50〜60cm離れてみましょう。あなたの説明文を眺めてみて、隙間なくびっしりになっていませんか?うわ、読みたくない量だな……と思ってしまいませんか?
「書きすぎ」の問題点
「書きすぎ」の問題は、大事なことがわかりにくい点にあります。
たくさんの文字の中から、大事な情報を見つけるのは難しいんですよね。文字を読むにはエネルギーが必要。頭で理解しながら文字を追うので、案外疲れる作業なのです。
だからこそ
・短い文章でわかりやすくする
・サービスや商品を利用したらどうなるかを一言で表す
これが重要です。
また、説明の文字が多くなると、圧迫感があります。「読むの面倒だな」と、離脱されやすくもなってしまうんです。
「書きすぎ」の解決方法
「つい書きすぎてしまう」あなた、まずは
・「どうなるか」を書く
このふたつを意識して、いらない文字を削ってみましょう。
シンプルな表現にする
現状の説明文からいらない単語を削ります。伝えたい大切なことを残し、大胆に言葉を削除しましょう。説明文でも、断捨離は効果的です。
せっかく書いたのにもったいないと思うなら、新しい原稿にコピペした文章から、ごっそり削るのがおすすめです。なるべくシンプルに、無駄な形容詞も省きましょう。
すると、驚くほどすっきりスリムになった文章が現れるはず。削り過ぎたら、少しだけ足してもOKです。物足りないかな?と感じるくらいが、ちょうどいいですよ。
「どうなるか」を書く
商品やサービスそのもののスゴさやスペックではなく、商品やサービスを利用すると「どうなるか」を中心に書いてみましょう。
商品やサービスの特徴は説明しやすいので、書きすぎてしまいがちです。スゴイことがわかっても、読む人が知りたいのは「それで自分がどうなるのか」という点。
説得力を持たせるために、スペックなど特徴の説明は必要です。しかし、そればかりに偏らないように気を付けましょう。
「書かなすぎ」問題
「書きすぎ」とは真逆の「書かなすぎ」。言葉が足りなくて説明がよくわからないケースもあります。知りたいことが書いていない、疑問ばかりが残る、そんな説明文になっていないでしょうか?
「書かなすぎ」の特徴
情報が足りない
どこ?なに?いくら?他とどう違う?今日やってる?これできる?
情報が知りたくてWebサイトを訪れたのに、欲しい情報がない。となると「じゃあ、やめとこうかな」となってしまいます。
正体がわからない
説明が極端に少ないと「で、結局なに?」という疑問が残ります。サービスや商品の正体が見えないので不安になり、購入まで進めません。
「書かなすぎ」の問題点
「書かなすぎ」は、必要なことが書かれておらず、魅力や必要性がしっかり伝わらないのが一番の問題点です。
誰もが知っている有名ブランドなら、説明は少なくても世界観が伝わり、逆にそのミステリアスな点が関心を引く場合もあります。しかし知名度がそれほど高くないものの場合、情報が少なすぎるのは不安材料になってしまうのです。
よく知らないものは、怪しく思えてしまう問題もありますね。
「書かなすぎ」の解決方法
説明が少なすぎる「書かなすぎ」の場合は
・単語で書き出す
上記を意識して、書き直してみましょう。
基本情報を書く
まず、絶対に確認したいのは「基本情報」があるかどうかです。
実店舗のあるお店なら住所・営業時間・定休日は必ずわかりやすく目立つ位置に書きましょう。
何を扱う店なのか、何屋さんなのか?も明記してください。
実店舗がない場合も、どんなサービス・商品なのか?をまずは説明しましょう。
Webサイトやブログ、SNSなどを見ると、意外とこれらの基本情報が載っていなかったり、見つけにくかったりするんですよね。
せっかく興味を持って調べたのに「今やってるかわからないから、やめよう」と離れられてしまうのはもったいない!絶対に基本情報があるか、わかりやすく表示されているかを確認してください。
単語で書き出す
商品・サービスのベネフィット・メリット・特徴を箇条書きで書き出しましょう。
ベネフィットとは、「商品・サービスを利用するとどうなるのか」「どんな未来が手にはいるか」ということです。商品やサービスそのものの説明よりも大切なのが、このベネフィットです。
いかに未来を想像してもらうか、手に入れたときをイメージしてもらえるかが勝負!書き出した単語に少し言葉を加えれば、立派な説明文になります。
まとめ
説明文の書きすぎ/書かなすぎ問題をご紹介しました。あなたはどちらでしたか?
書きすぎると暑苦しい、書かなすぎると理解できない。人間というのはややこしいものですね。
・自分で修正してみたけど、これでいいのか不安
・うまく削れない
そんなときは、泥ぬマコまでぜひご相談ください!SNS、ブログ、Webサイト、ホームページ、通販サイトなど、じっくりと添削いたします。
それでは、ここまで読んでくれた、あなた好きです!よい説明文が書けますように!!
ありがとうございました。