ネット社会の現代では、仕事でもプライベートでも「文章を書く機会」が増えています。
しかし、いざ書こうとすると「どうやって書いたらいいのかわからない」「なかなか筆が進まない」「まとまらない」などなど、思うように書けないと悩む人も多いようです。
その悩みを解決するには、構成が重要。
何をどの順番で書くのかを決めてしまえば、あとは穴埋めのように言葉を書いていくだけなので簡単です。
今回は、「WEBの文章を構成するコツ」を紹介します。
最初に「テーマ」と「前提」を書き出す
・誰に向けた記事か
・何を伝えるか
・記事を読んだ人にどうなって欲しいのか
・記事の目的
まずは上記を明確にしないと、内容がぼやけてしまいます。
ぼんやりとしたキーワードだけでも構いません。記事のメインになる言葉やテーマをはっきりさせましょう。
例えば、「ダイエットの方法を紹介する記事」の場合。
テーマはダイエット。ダイエットしたい、痩せたい人へ向けた記事となります。
読んだ人のダイエットに役立つ記事が目指すところでしょう。
ここで意識したいのは、記事の役割です。
・ダイエットのノウハウを書く→実際のダイエットに役立ててもらう
・ダイエット体験談を書く→実際のダイエットに役立ててもらう
・ダイエットのノウハウを書く→役立つグッズを買ってもらう
上記は似ているようで、少しずつ違います。
自分は何のために記事を書くのか、誰に向けて書くのかを意識しましょう。
ざっくりでよいので「タイトル」を決める
目的がハッキリしたら、まずはタイトルを決めましょう。
かっちり決めなくても大丈夫です。
・3ヶ月で-5kg達成した「お風呂ダイエット」とは
・1ヶ月で2kg痩せるために実践した5つのこと
・リバウンドに悩んでいた私が3年間リバウンドしなかったダイエット法
などなど、どんな切り口で行くかを考えましょう。
何が強みになるか、特色の出るポイントはどこかを明確に!
それから重要なのは信憑性を持たせる、信頼感を打ち出すことです。
そのためには、数字を入れるのが最も簡単で有効。
ただ「ダイエット方法」と書くよりは、「3週間で1kg減のダイエット」とした方が読みたくなりますよね。情報が少なすぎると、読者は不安を覚えるものです。
タイトルのテクニックは様々ありますが、それはまた別の機会に。
ともかく、記事の強みになるポイントを前面に出すようにしましょう。
答えが見える「見出し」を作る
タイトルが決まれば、あとは「見出し」を作ります。
最初、順番は考えず重要だと思うことを書き出してみましょう。
どの順にすればスムーズなのかは、後から考えます。
「1ヶ月で2kg痩せるために実践した5つのこと」というタイトルの場合、見出しはどうなるでしょうか?
入れたい内容は、テーマによって変わります。
ダイエットのノウハウを簡潔に伝えたい場合
その1:左手で食べる その2:冷たいモノを飲食しない その3:毎朝体重計に乗る その4:毎朝10分間の筋トレをする その5:19時以降は食べない |
上記のようなイメージです。
淡々とノウハウ記事やライフハックなどを書いていくなら、この形式がよいでしょう。
書き出し終わったら、紹介する順番に気を配ります。
ダイエットノウハウを5つ紹介するなら、なるべく簡単なものからがベター。
いきなりハードルの高い項目があると、「私には無理かも……」と脱落してしまう人が増えるからです。
「簡単そう」「自分にもできそう」そう思ってもらえないと読者は離れてしまいます。
ダイエットの体験談として伝えたい場合
5つそれぞれの内容以外に、前後のストーリーを入れると、グっと体験談が身近なものになります。
なぜダイエットしようと思ったのか? 決意するまでの経緯や思いというのは、たくさんの人の共感を得て記事におもしろみを加えてくれるのです。
・ダイエット前に決意した3つのこと ・1ヶ月に2kg痩せた5つのポイント(ここで5つ紹介する) ・1年後もリバウンドなし |
このような流れを作るのもいいでしょう。
見出しを付けるポイントは、「見出しだけで内容がわかるようにする」こと。
「ダイエットとは?」のように疑問に対する答えが見えないと、読者がしびれを切らして離れてしまう危険があるので要注意です。
ダイエットの体験を伝えた後にグッズを売りたい場合
ノウハウを記載した後に、その時に役立ったものを紹介→購入してもらうという記事の場合は、商品紹介が必要です。
・ダイエット前に決意した3つのこと ・1ヶ月に2kg痩せた5つのポイント(ここで5つ紹介する) ・1年後もリバウンドなし ・体重維持の支えになっている秘密のおやつ |
上記のように、売りたいものを興味を引くかたちでいれるようにしましょう。
押し付けるように売るのでなく、あくまで自分が使ってよかったという本音が見えるかたちが理想的です。
もちろん、実際に体験している場合のみ使える手法で、使ってないのに嘘の感想を書くのはいけません。
「小見出し」を作る
「見出し」の次は「小見出し」です。
「見出し」の内容について、まずは単語でよいので書き出してみましょう。
見出し「ダイエット前に決意した●つのこと」に対しての場合
○最終的に5kgやせる ○無理な運動はしない ○ハードなことはしない ○薬には頼らない ○守れそうなことをする ○途中で少しルールを変更しても続ける |
上記のような単語が出てきました。
よく見ると、下記の4つは同じような内容です。
○無理な運動はしない ○ハードなことはしない ○薬には頼らない ○守れそうなことをする |
ですからこれらをひとまとめにし、最終的な小見出しは下記の3つとなり、見出しも「ダイエット前に決意した3つのこと」に決まりまります。
○最終目標をマイナス5kgに設定 ○無理な運動・ハードなことはしない ○ルールを変更しても続ける |
ここまでできれば、あとは肉付けしていくだけ。
大枠からだんだんと細部を固めていくので、記事内容がズレたりブレたりする危険がグッと減ります。
まとめ
場合によっては小見出しをなくしたり、小見出しの下にも小見出しを作ったり、箇条書きにしてみたり、太字や赤文字、文字の大きさを変えたりもしてみましょう。
タイトル・見出し・小見出しだけ読んで、大筋の内容が掴める文章を目指してみると、読む人にわかりやすく、作り手の目的を果たす記事になりますよ。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
それでは、また。泥ぬマコでしたー。