右利きの人間が左手で何かしようとすると、かなりモタついてしまいますよね。
ご飯を食べる、紙を切る、文字を書く、絵を描く……同じ人間なのに、右手と左手の能力の差は歴然です。
手で直接何かをするのは、利き手とそうでない方のギャップはかなりのもの。
では、比較的操作や扱いが簡単なモノならどうなるんだろう?
そんな思いから、右手(利き手)と左手(利き手じゃない)で掃除機をかけた場合の違いを探るべく実験してみました。
利き手じゃなくても時間はさほど変わらない
我が家にある6畳の部屋にて実験開始。
【所要時間】
右手(利き手) | 1分17秒 |
左手 | 1分36秒 |
利き手とそうでない手で掃除した時間の差は19秒という結果になりました。
まず、こんなにわずかな差しかないことにびっくりです。
ただ掃除機をかけるだけなのに、右手と左手ではかけ心地が全く違いました。
いつも慣れている右手では、何のひっかかりもなくスーイスイ。なんなら鼻歌交じりで上機嫌です。
一方の左手。力の入れ方が意外と難しく、気を抜くとヘロっと変な方向へ行きそうになります。
おまけに掃除機本体がうまく動きについてきてくれず、掃除機のホースが体にビシビシ当たるんです。
難しいわけでもできないわけでもないけれど、なんとなくもどかしい……。終始そんな気分でした。
さぞかし時間がかかっているんだろうな、という予想を完全に裏切る結果。右手より、たった19秒だけ長い時間を要したという事実には「本当かよ?」と疑いの念を抱きました。
人間の感覚って、なんて当てにならないんだろう。
掃除に時間はかからない
利き手とそうじゃない手についていろいろ考察しようと始めたことですが、もっと驚いたのは「6畳の部屋を掃除するのにかかる時間は、こんなに短いのか!」という事実です。
普段時間を気にしながら掃除しないため、自分が何分間掃除機を使っているか把握してませんでした。
一部屋3分くらいかな?
なんて考えていたのですが、想像していたよりもずっとずっと短い時間で終了していたんですね。
実際以上に長く感じていたということは、掃除機がけが嫌いなんでしょうか?
面倒だなーという気持ちが心の奥にあるのかもしれませんね。
あなたは掃除にかかる時間を把握していますか?
「なーんだ、これだけの時間か」とわかってしまえば、掃除に対する苦手意識も少しは薄らぎそうです。
掃除中は空っぽになれる?
前にも書いた通り、利き手ではない左手で掃除をしながら、「やりにくいな」「もどかしいな」と感じていました。
では、利き手で掃除をしていた時には一体何を考えていたんだろう? と自問してみても、思い出せないんです。
今日やるべき仕事のこと?
今朝の子供の様子?
さっき言われた夫からの一言?
どれもあっているような、どれも違っているような。
手は勝手に動いているものの、心は無に近いような状態かもしれません。
ひたすら掃除機のヘッドを前後に動かし、すこしずつ移動していく。
この毎日行う染みついた行動中、心はきっと静かな状態にあるのでしょう。
イライラしたときに鍋を磨いたり、洗い物をしたりするとスッキリしますが、それと同じような効果がありそうですね。
実際、部屋は掃除されてキレイになるので、心の中も少しだけ片付くような気がします。
意識しないと左手は使わない
何の気なしにやってみた利き手じゃない方でのお掃除。
パソコンのキーボードを叩く以外、本当に左手を使う機会が少ないことに気づきました。
ただ掃除機を持って動かすだけなのに、あのしどろもどろになる感じ。
世の中には両利きの人もいるというのに、あまりに使わなすぎな気がします。
利き手でない方の手を積極的に使うと、脳が活性化する
なんて話もよく耳にします。
実は右手でなく左手でこと足りる場面って多いのではないでしょうか?
携帯のメールを打つときや、スプーンでスープを飲むときなど。
掃除機がけで判明したように、利き手とあまり時間が変わらないなら……積極的に利き手以外を使って、頭よくなりたい!(←この発言がバカっぽいですけど)と思っています。
みなさん、利き手以外も使っていますか?
私は少しずつ利き手以外を使って、また新しい発見をしていきたいです。
ただいつものことを左手でやるだけでネタにできるなんて、ちょっとおもしろいですよね!
ここまで読んでいただきありがとうございます!
それでは、また。泥ぬマコでしたー。