【おすすめ絵本】深く深く考えさせられる、ちょっぴりダークな『あくま』

現在2歳半の娘が大好きな、そして私も大好きなオススメ絵本を紹介したいと思います。

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「あくま」
詩・谷川俊太郎 絵・和田誠

大人が読んでも、いや、大人になって読むからこそ深ーく考えさせられる作品。

うちの娘(2歳半)はこの絵本がとにかく大好きです。

実はまだ購入はしておらず、図書館から借りてきて繰り返し読んでいます。もうかれこれ5回は借りてるかな?という状態なので、そろそろ買ったほうがいいかもしれませんね。

子供は純真……ではありません!

この絵本は、主人公「ぼく」がむかしばなしの中の道を歩いていくところから始まります。山や海を越えて出会ったのは「まじょ」でした。

ここからの展開がとにかく予想外の連続。
私たちが「子供ならこうする」と思い込んでいる行動や考え方を軽々と飛び越えて、思いがけない方向へと進んでいくんです。そして……

子供は純真?
子供は素直?
子供は単純?

そんなワケあるかーーーーーーい!
と、わかっていたつもりだったのにわかっていなかった。

子供も大人も、いつだって何か企んだり、計算していたり、あとで後悔したり。打算的なこともあれば、黒い欲望があったりもするんです。そんなことを繰り返しているんだなーと、しみじみ感じる絵本。

ほんわかしている和田誠さんの絵が、この絵本のダークな感じをやんわりと包み込んでいて、絶妙なバランスです。

自分で考える力を鍛えられる絵本……かも?

ハッキリ言って、意味不明!と嫌がる人も多そうです。子供の教育にならないわ。なんて考える人もいるでしょう。

「だます」「ころす」「しんだ」などの表現が気に食わないというレビューもありました。

しかし、私は子供に読ませてまったく問題ないと思うんですよね。子供は子供。その子なりにいろいろと考えて解釈すると思うんです。退屈でお決まりの物語を読むよりむしろ、自分で考えて答えをみつけるきっかけになりそう。

あなたもぜひ、読んで考えてみてください。


ここまで読んでいただきありがとうございます!
それでは、また。泥ぬマコでしたー。

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