もっと早く知りたかった!
くやしーーーー!
という気持ち。人生で何度かありましたが……
たて続けににそんな感情が湧きあがりました。
オクラの花とドラゴンフルーツの皮。
どちらも“食べる”という発想すらありませんでした。
生きてるうちに教えてもらえてよかったー。
オクラの花の味と食感は…驚くほどオクラ
これをもっと早く知っていたら。
そしたら、夫が育てていたオクラを全部切り倒す前に、花をすべて摘んだのに。
オクラを切り倒す当日、オクラの花が食べられるらしいという情報をキャッチ。
すかさず夫に連絡して、なんとかお花を採ってきてもらました。
オクラは、うす黄色の可憐な花を咲かせます。
なんとなくハイビスカスにも似ていますね。
私は今年、生まれて初めてお目にかかりました。
花の中心には花粉がたっぷりついていたので、ともかく花びらを1枚ずつ取り外してみました。
では、いただきまーす。
なんと。なんとなんとなんと。
想像以上にオクラ!
味もネバネバ感もオクラそのもの。
ちょっと薄ぼんやりしたオクラ味のレタスを食べている感じかな?
とくに花びらの付け根のほうが肉厚で、味とねばりが濃いです。
なんておいしいんだーーーー
見た目もキレイだから、サラダなんかに入れたらかなり美しいですよ。
ただ、すぐにしぼんじゃうのが難点。
だからお店なんかでも出してるところが少ないのかもしれませんね。
それにしても、これは人気が出る予感。
なんで有名ではないのだろう?と調べた結果……
すでに知っている方が多いことが判明。
私が無知なだけでした。お恥ずかしいかぎりです。
花を食べるための『花オクラ』が存在する
花オクラはトロロアオイとも呼ばれ、原産国は中国。
とろろあおい(黄蜀葵)は季語にもなっていて、かなり古い時代に日本に入ってたようです。
日本では昔から、和紙を作る時に使うネリ(粘剤)として利用されていました。
ネリとは、紙を漉くときの粘度や水の量を調節するのに重要な役割を果たすものです。
花オクラは、通常のオクラの花より2~3倍くらいの大きさがあります。
最近ではエディブルフラワー(食用花)として人気上昇中。
花オクラはの実は、固くておいしくないそうです。
刻んでサラダにいれたり、生ハムなどを花びらで巻いたりして食されることが多いみたいですね。
なんともオシャレーな一品。
私が食べたのは食用ではなく普通のオクラの花。
ですが、きちんとオクラの味もねばりもありました。
みなさんもぜひ、とくにオクラを育てている方はお試しください!
クックパッドでもいろいろレシピが載っています。
http://cookpad.com/search/%E8%8A%B1%E3%82%AA%E3%82%AF%E3%83%A9
ドラゴンフルーツの皮は…未知の食感
そして、もうひとつ驚きだったのが
ドラゴンフルーツの皮って食べられるんですよ!
発言。
奄美で広告や印刷物・web制作などをされている、みわさん(オフィスまるみ)からお聞きしました。
まさか、アイツまで食べられるだなんて。
素晴らしい!
とうわけで、さっそく調理してみました。
まず、ドラゴンフルーツ最大の特徴であるびらびらを取り、なんとなく刻みます。
このびらびらを取るのが思いのほか面倒。
丸のままのドラゴンフルーツの状態で、はさみなどで取ったら楽だと思いますよ。
野菜炒めのようにして食べたら美味しかった
とのお話しだったので、玉ねぎも同時にカット。
皮の味がわかるように、塩とコショウだけでシンプルに炒めてみました。
鮮やかな色。
ではでは、いただきまーす。
え?ぬるっとしてる?
なんだか、とろりとしてる?
見た目はパプリカみたいだけどちょっと違います。
味は……ほとんどしません。
うっすらドラゴンフルーツの香りが漂う程度です。
なんだろう、なんだろう。
今まで食べてきたものから例えを見つけようとしてみましたが、見つかりません。
でも、悪くない。うん、おいしい。
ねばりがあるからボリューミーだし、なんといっても色のインパクトが強烈。
ダイエットとかにもよさそうですよね。
ドラゴンフルーツは栄養ぎっしりだから、たぶん皮もイイんじゃない?
なんて思うと、余計においしく感じたりして。
薄味調理よりも、ナンプラーやニンニクをガツンと効かせた炒め物なんかが美味しいかもしれません。
出来上がりにナッツやガーリックチップを乗せても相性よさそうです。
クックパッドには1件だけレシピありました。
http://cookpad.com/recipe/2485387
オクラの花とドラゴンフルーツの皮。
いままで知らなかったものが、立派な食材だったとは。
なんてもったいないことをしていたんだーー!
みなさんも、騙されたと思ってお試しくださいませ。
どちらも見た目よし&味よしの優秀食材ですよ。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
それでは、また。泥ぬマコでしたー。
参照
花オクラ│JA東京中央
オクラ:旬の時期や主な産地と生産量│旬の食材百科
蜀葵夜空の雲の未だ明るし│深秋会
FAQ(22) 和紙製造時に使うトロロアオイなどの粘剤(ネリ)の役割について教えてください。│紙への道