ネットの記事を読んでいると、よく見かけるのが
参考・参照・引用
などの文字。
意味はわかるけど、この違いやルールっていうのは意外とよく知れていません。
それぞれを説明できる?と聞かれたら、ちょっとあやうい……。
そこで、参考・参照・引用の違いや正しい使い方をご紹介します。
文章の一部をそのまま掲載する【引用】
参考・参照・引用の中で毛色が違うのは引用です。
引用は本やネットの文章の一部をそのまま載せること。
よく「“”」やカッコなどで囲まれていて、
引用はここからここですよ!とわかりやすくなっていますよね。
それもそのはず、引用にはルールがあるんです。
ルールを守らなければ、ただのパクりになってまうので要注意です。
引用のルールをざっくりまとめると、下記になります。
【引用のルール】 ・自分が書いたところと引用部分がわかりやすく、はっきりと区別されていること(引用部分の明確化) ・自分の書いたものが主体であり、引用は補足のようなものであること(主従関係) ・どうしても引用しなければいけない理由があること(必然性) ・引用元を明記すること ・引用文は勝手に表記を書きかえないこと(書きかえる場合は引用元に許可をとること) ・出典を示さないと50万円以下の罰金 |
長すぎる引用は、引用ではなくただの盗用・パクリです。お気をつけなすって!あくまでも自分の文章が主体であって、引用はごく一部ということを覚えておきましょう。
迷ったら、引用元に連絡して「○○を引用したいんですけどいいですか?」と許可を取るのが一番です。
↓こちらの記事では、引用について弁護士さんが返答しています。
引用するときは「タグ」にも注意!
それから、ブログなどやってる人が注意したいのは引用部分のタグ。
それぞれ使っているブログはさまざまだと思いますが、
引用部分には必ず指定の引用マーク
ワードプレスならコレ↓
で引用部分を囲みましょう。
そうしないと……検索エンジンに盗用と疑われてしまうかも?
引用タグについては、コチラのサイトが参考になります。
微妙に違う【参照】と【参考】の使い分け
参照も参考も、意見や物事を決めるときに
“自分の考えの手がかりにする”という意味があります。
でも、参考サイト?参照サイト?どっち???
となる時がありますよね。
そんな時は迷わず参考・参照サイトと書きましょう!
……逃げ?
そそ、そ、そんなことはありませんよー(挙動不審)
「参照」は本やネットなどの文章や図などの資料と照らし合わせるという意味があります。
つまり、目に見える何かを手がかりにするということ。
一方の「参考」は、本やネットに限らず
人から聞いた話、テレビで流れていた情報、実際に目で見たものなど、
手がかりとなったすべてのものが対象となるんです。
参照よりも参考の方が範囲が広いといえるでしょう。
【参考・参照に関するルール】
参照や参考には、引用のように明確なルールがありません。
しかし、参考や参照にしたサイトや本はしっかりと明記しましょう。
そして、文章の構成や内容をそのまま全部使ったり、
語尾を少し変えただけなどの使い方は絶対にしてはいけません。
参考・参照・引用について、なんとなーく理解できてきましたか?
正しくルールを守って使うようにしましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
それでは、また。泥ぬマコでしたー。
↓こちらの記事もぜひどうぞ
【参照・参考】
著作物が自由に使える場合は?│公益社団法人著作権情報センター
正しい「引用」のルールと著作権につい│ビジネスwebデザインアカデミー
著作権Q&A│著作権なるほど質問箱
「参考」と「参照」の違い│スマ町銀座商店街
引用 参照 参考 の違い│創作支援屋 くつキッチュスクラップス!
違法にならないネットライフ│マイナビニュース