「大丈夫」の危うさと切なさと心強さと

20160816

あなたは大丈夫ですか?「大丈夫」って書けますか?
私は「大丈夫」とペンで書こうとすると、最初にどうしても「大夫」と書いてしまうんです。

どうしましょう。

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大丈夫という漢字の大丈夫じゃない感について

まず、大丈夫という字を縦書きにしてみましょう。



ほら!あなたも気が付きましたよね?
「丈」の字だけ左右が非対称なんですよ。

大丈夫っていうくらいだから、左右対称でどっしり構えればいいものを……
なぜか真ん中にアシンメトリーを配置して文字バランスを揺さぶっています。

丈夫の上に「大」がつくんだから、どんだけ揺るがない強さなんだと、敵ながらあっぱれなほど強気な姿勢。
なのによくよく見れば、弱点ともいえる微妙なバランスの「丈」の字。

これには何か理由があるのかもしれません。

あえての「くずし」「ヌケ感」もしくは「遊び」説

そこでハっと思い当たったのです。

キラキラと可愛いファッション系のサイトや雑誌には、はずし・くずし・ヌケ感なる言葉が頻出します。

これらはガッチガチにオサレを統一するのでなく、あえて少し違う要素を取り入れたり、隙っぽい雰囲気を演出することで、余計にオサレに見せるという手法。

ミニスカに肩パッドのがっつり80年代風に、あえてくるぶしソックスを履くようなイメージですね。多分違うけど。

ファッションだとイメージしづらい場合は、木造の家を思い浮かべましょう。

昔からある木造建築の構造には、あえて「遊び」と呼ばれる自由にグラグラする部分があります。

地震の揺れに逆らうのではなく受け止めることで、揺れを吸収するんですね。

大丈夫の「丈」は、わざわざ崩すことによって全体の強度をより高める役割を果たしているんじゃなかろうか?

という考えに至ったのです。
多分そうだ、そうに違いない!

というわけで、丈夫・大丈夫の意味や語源について調べてみました。

大丈夫の語源は「立派な男子」

じょう‐ぶ〔ヂヤウ‐〕【丈夫】
1 健康に恵まれているさま。達者。「丈夫で、病気ひとつしたことがない」「からだが丈夫な子」
2 物が、しっかりしていて壊れにくいさま。「丈夫なひも」「値段の割に丈夫な靴」
3 確かなさま。確実。
コトバンク「丈夫」より

だい‐じょうぶ〔‐ヂヤウブ〕【大丈夫】
1 あぶなげがなく安心できるさま。強くてしっかりしているさま。「地震にも大丈夫なようにできている」「食べても大丈夫ですか」「病人はもう大丈夫だ」
2 まちがいがなくて確かなさま。「時間は大丈夫ですか」「大丈夫だ、今度はうまくいくよ」
[補説]近年、形容動詞の「大丈夫」を、必要または不要、可または不可、諾または否の意で相手に問いかける、あるいは答える用法が増えている。「重そうですね、持ちましょうか」「いえ、大丈夫です(不要の意)」、「試着したいのですが大丈夫ですか」「はい、大丈夫です(可能、または承諾の意)」など。
[副]まちがいなく。確かに。「大丈夫約束は忘れないよ」
コトバンク「大丈夫」より

なるほど、やはり「大丈夫」の方が「丈夫」よりも安心度や正確度に確信を持っている雰囲気です。

▼大丈夫、丈夫の由来はこちら


中国ではその昔、成人男性を「丈夫」、特に立派な男子を「大丈夫」と言ったことから現在の意味に派生したようです。

立派な男子……
ついつい下ネタに行きそうですが、ここでは我慢します。

ここまで読んでいただきありがとうございます!
それでは、また。泥ぬマコでしたー。

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